いま改めて考えたい、「報連相」が重要な理由

ビジネスにおける基本、というものは数多くありますが、最もよく話に挙がるものの一つが、報連相ではないでしょうか。では、この報連相とはどんなもので、そしてどうして重要だと言われるのでしょうか。

まず報連相とは、報告、連絡、相談の略となります。まず報告とは、業務の進捗や状況、そして成果や結果などを適切に伝える、ということです。次に連絡とは、情報の伝達をきちんとすることです。これは自分の状況を報告するということとは別で、他のところから得た情報をどれだけ正確に共有するかということになります。最後に相談とは、判断に迷う際に適切に周囲に聞く、ということです。

これらは当たり前のことではあります。ただ、当たり前のことがゆえに怠ると様々な弊害があるので、非常に重要だと言えるのです。

例えば、報告を怠るとどうなるでしょうか。例えば進捗を上司に報告しないと、管理者は状況を把握できません。状況を把握するために時間を割かなければならないので効率が落ちますし、トラブルを事前に察知して対処しておくことができないので、問題が起きやすくなります。

また連絡を怠ると、これも問題が起きてしまいます。例えば打ち合わせの予定が変更になったことを同席者に知らせていないと打ち合わせが成り立ちません。伝えたとしても直前になってしまうと、予定が既に埋まっている可能性も出てくるでしょう。

そして相談を怠ると、これも大きな問題となります。例えばあることが分からずに業務の進捗が滞っているのに相談をしないとなると予定は遅れていく一方となりますし、不安がある状態で相談をせずに進めたことで成果物に問題が出てしまい、やり直しの必要が出てくるかもしれません。

このように、報連相は基本にして最も重要なものと言えます。できるだけ報連相を意識しながら業務を行うようにすると良いでしょう。