当たり前のようにスマートフォンを所有し、インターネットを介した情報収集をするようになった昨今、同じくインターネットを介して買い物をする通信販売の利用が盛んになっています。通信販売の利用が増えたということは、当然ながら消費者の元へ荷物を運ぶ運送会社の仕事も増加しています。この状況は今後も長く続くでしょう。

業務に支障をきたさないために重要なことは？

自動車を所有している場合、日常的に点検を実施することが義務付けられています。業務用のトラックも同様です。運転手によっては、走行前のこの点検を疎かにしているケースも少なくありませんが、仕事が増えて多忙になっている今だからこそ、業務用トラックは日常点検が欠かせません。荷物の運搬をするためにトラックは必要不可欠です。万が一トラブルが起こって走行ができなくなってしまった場合、配達の遅延に繋がります。信用にも関わってくるでしょう。もちろん、トラックの不備が原因で事故を起こすなどもっての他です。安全に走行し、業務を遂行するために、日常点検はしっかりと実施しましょう。

日常点検の中には、適切な時期に実施することで足りる内容もあれば、走行前に毎回点検することが推奨される内容もあります。例えば、走行前に点検するべき内容としては次のようなものがあります。

＜タイヤの空気圧＞
時間の経過によって自動車のタイヤは空気圧が低下していきます。空気圧が低下すると走行が不安定になって安全に運転できません。タイヤがバーストして操作が不可能になる危険性もあります。

＜方向指示器の点灯、点滅具合＞
いわゆるウィンカーのことです。点灯、点滅しない場合、車線変更や右折、左折をする時に、後ろを走行する自動車にその情報を伝えられません。衝突事故に繋がる危険性があります。

＜ブレーキオイルの残量＞
ブレーキオイルは、ブレーキを作動させるために必要不可欠です。正常な場合、オイルの量が短期間で大幅に減少することはありませんが、オイル漏れが原因で過剰に減少している可能性があります。ブレーキがかからなくなり、大変危険です。

忙しい時間の中ですが、業務が増加している今だからこそ、トラックに不具合が起こりやすくなっていると言えます。また、求められる業務を的確にこなすために、トラックの状態を良好に保っておく必要があります。日常点検は欠かさずに実施しましょう。この他、トラックが実施するべき日常点検の内容に関しては、国土交通省のホームページで公開されている日常点検表などで確認できます。

点検を欠かさず実施することは重要ですが、だからといって充分ではありません。日常点検では気付かない部分で、トラックに不調が現れるケースがあります。一例として、DPFの不調が挙げられます。ほとんどがディーゼル車に該当するトラックは、走行に際して有害物質を排出しないためにDPF再生のシステムが働きます。しかし、時々DPF再生の間隔が短くなり、走行に支障が出る場合があります。改善するためには、定期的にDPFの洗浄をする必要があります。こちらのようなDPF再生の頻度を下げるクリーナーを導入しておくと、DPFのメンテナンスをしやすくなるためおすすめです。