包括的なマーケティング戦略を立てることで集客効果を高めましょう
近年はどのような業種・業界であってもウェブを活用したマーケティングが当たり前となっています。ウェブマーケティングの担当者になった場合、最低限知っておきたい指標があります。それがユニークユーザー(UU)数とコンバージョン(CVR)率です。
ユニークユーザー数とは、実際にサイトを閲覧した人の数を指します。ユニークユーザー数の数値が高ければ高いほどより多くの人に閲覧されているサイトということになります。反対にページビューの数値が高くともユニークユーザー数が少なければ特定の人にのみ閲覧されているサイトということになります。
また、コンバージョン率とは、サイトで出た成果の数を訪問者数で割った割合を指します。一般的にコンバージョン率はどれほど高くとも1%前後と言われていますが、だからと言って低くてもよいということにはなりません。アクセス数が多いにも関わらずコンバージョン率が低いサイトは、成果が出ないなんらかの理由があります。サイトを見直すことでコンバージョン率が高くなる可能性があります。
また、ウェブマーケティングというとつい、成果に直結するサイトに関する施策ばかりを考えてしまいがちですが、そこにも落とし穴があります。一見、成果に直結する部分を強化すれば、たとえば通販サイトであれば購入者が増え、売り上げも伸びると考えてしまいがちですが、重要なことは同じようなサイトを使っているユーザーに自サイトを利用してもらい、そもそものユーザー数を増やすことです。ユーザー数を増やすためにはサイトや自社の存在を知ってもらう必要があります。
近年はSNSとの連携が盛んです
TwitterやFacebook、インスタグラムといった各種SNSは、プロモーションの場としても効果的です。それぞれの媒体によってユーザー層にも偏りがあるため、ある程度的を絞った宣伝ができます。裏を返すとユーザー層にマッチしない媒体で宣伝を行おうとしても効果が得られないどころか逆効果になってしまう可能性があります。
数あるSNSの中でもTwitterは特に利用者数層が多く、利用している年代も10代~50代まで幅広いです。Twitterはリツイートで宣伝したい内容をそのまま転載してもらえるため、情報が伝播するうちに本来の情報とは違う情報が出回ってしまうという可能性が低くなります。リツイートでプレゼントがもらえるキャンペーンなどを開催すれば、定期的にツイートを見てもらえる可能性も高まります。
Twitterでのプロモーションを行う際に見逃せないのが、同じ趣味嗜好を持っている仲間の元へリツイートして情報が提供されるという関係上、特定の層から強烈な支持を得られる可能性があるという点です。自サイトや商材の強みを理解し、積極的に前に出すことで意図的にその現象を引き起こすことは難しいことではあるものの不可能ではありません。
実店舗を構えているならMEOも重要
上では通販サイトを例に出しましたが、実店舗を構えている場合は別のアプローチも知っておく必要があります。それはMEOです。ローカルSEOとも呼ばれ、「ローカル」の名の通り、地域に根差した商売をしていくうえでは欠かせません。
MEOでは検索サイトではなくマップエンジンに対して自店舗が有益であるとアピールします。このアピールをMEO対策といいます。対策方法が正しく、検索者にとって有益であると判断された場合は、店舗の近くにいる人が検索した際に上位表示されやすくなります。多くのユーザーは、検索エンジンを使う際に自分のアクセス情報をブロックしていません。そのため「居酒屋」「整体」といった、全国に候補がある検索ワードを入力した場合でも検索者の近くにある居酒屋や整体がどこにあるかという情報が表示されます。
MEO対策を行うのであれば、プロの手を借りることをおすすめします。対策先をお探しの場合はまず、マップエンジンやマップアプリにくわしいかどうかを判断基準にしましょう。コーポレートサイトなどを参考に優良業者を選択しましょう。